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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第30章 全ての終わり
相田さんからのラインには・・・。
昨夜・・・。
野島さんと過ごしてしまった。
そんな内容だった。
野島さんに黙っててと言ってもあの人の事だからきっと直ぐに俺に言うだろう。
相田さんは先手を取って俺にそれを言ってきた。
そして・・・。
香菜には・・・。
言わないで欲しいと。
・・・・・・・。
言わねぇけどさ・・・。
どーーなの????
それって!!!
ここまで縺れてる大人達を見てるとさすがの俺も・・・お手上げだわ。
助手席に座る香菜は相変わらずボーっとしてて・・・景色を眺めている。
香菜も・・・昨日から起きた色んな事がまだ整理しきれていない様子。
時間がかかっても良いと思う。
ちゃんと全てを清算して、また元気な香菜に戻って欲しい。
千葉の香菜の家に行く手前の東京湾を一緒に眺め・・・・。
香菜の横顔を見ると・・・・。
香菜は腫れた目で海を眺め・・・・。
「・・・全部・・・消したい・・・・」
・・・・・・・。
消したら駄目だよ。
俺迄消えちゃうじゃん・・・。
香菜の手をギュッと下で握って・・・。
「消せないよ???(笑)・・・でも~・・・新しい色に塗り替えたらいい・・・。」