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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第33章 君の隣に居たい
もう~・・・・。
何で????
人がそこそこいる電車内。
私は窓にドカッとおでこを付け・・・・。
腕で涙をぬぐった。
こんなバカなオバサン放っておいてよ。
グスグス鼻水を啜っていたら・・・・。
電車が止まって、・・・・寄りかかっていたドアが開き!!!!
私は鼻を垂らしながら東京駅のホームに投げ出される。
ドテッ・・・・。
東京の人って冷たい。
ってか・・・。
いい歳した女が鼻水垂らして泣いてるのは結構ヤバい光景。
皆見て見ぬふりをし電車に乗り込み・・・・。
最終的に・・・。
『ドアが閉まります、危ないですから下がってください』
・・・・・・。
と、アナウンスされ・・・・。
私は赤ちゃんみたいに這って電車から離れた。
やっとの思いで立ち上がって乗っていた電車を見送り・・・・。
自販機の脇にボ~―っと立って携帯を眺めた。
・・・・・・・・。
『宮君にもう甘えることは出来ない』
・・・・・・・。
ごめんね、
宮君・・・。
ありがとう。