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悪賢さで生きていくんだ異世界を
第4章 シャル、学校に行く準備をする。
「それは困りますね。責任とってね、シャル君。」

「俺と結婚するんじゃないから、子どもは出来ないよ。」

「お前はバカなの?この行為をするから子どもが出来るんじゃない。」

「マジで!」

「大真面目だよ。まあ、しちゃったもんはどうしようもないから様子を見ましょう。」

トーラさんと母と俺だけの秘密って事で話しが終わった。

「母さん。この行為ってどんなの?」

「お前には、まだ早いよ。」

「目隠ししてて何も見えなかったから様子を教えてよ。」

「その時が来たら教えてあげるわ。」

「でも、凄い気持ち良かったよ。」

「もう忘れなさい。いいわね。」

「はーい!」

「あっ!忘れてた、ランタンを物々交換してきたんだけど。」

「ランタンを?」

「そう、ランタン。貴重な薬草が生えてたので、それをお金にしようとしたら

ランタンと交換してくれるって言うから交換したんだ。

魔石も前回の魔石があったし、蝋燭より良いかと思ったし、

それから、制服もお金を払って作って貰ってる。

明日からは、家にお金を入れる事が出来そうだよ。」

「そんなに儲かるのかい。冒険者は。」

「魔物や魔獣相手じゃないから、安いほうだと思うよ。

俺は、戦い方が解らないし、剣も扱えないから、戦えないけど。

賢者さんから、ポーションの作り方を習ったから、明日からはポーションにして売るよ。

だから、勝手にポーションを飲まないでね。売り物だから。」

「制服にランタンに、ポーション........お前の方が稼ぎがいいんだね。」

「母屋で働くよりは良いんじゃないかな。」

「間違ってもそんなこと言ってはダメよ。

あんたがここまで大きくなれたのも、子爵様のおかげだからね。」

「判ったよ。もう言わない。

ポーションを売りに行って来るよ。」

「いってらっしゃい。」

家を出て、ギルトに行く。

「すみません。ポーションを売りたいんですけど。」

「はい。いいですよ。」

竹筒に入ったポーションを出す。

試験管に移し替え、成分検査される。

検査されたポーションは、紛い品ではない事がわかり、ラブポーションが高値で売れた。

1本の竹筒から。試験管に移すと、30本分のポーションになる。

試験管とコルク代を引かれても金貨20枚になった。

薬草より高いんだな。
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