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会えたから
第5章 夏休み。それは。。
ニヘニヘは止まらないが、超えなければならない壁があった

男の子と二人、しかも夜に出歩くなんて絶対に許してもらえない我が家。どう考えても正直に話して許してもらえるとも思わない。こんな時はヤス頼みだ

「お母さん、ヤスとノリちゃんとバレー部とバスケ部で花火大会行くんだけど行ってもいい?」ヤス、いつもすまない

「やっちゃんと一緒ならいいわよ。でも、花火大会終わったら30分以内に帰って来なさいね」渋々認めてくれた


ヒャッホー!天にも昇る気持ちとはこの事!
多分今の私、ホバリングしてるだろう

当日は母が縫ってくれた浴衣を着せてもらい
待ち合わせ場所へ行く

ドキドキして待っていたら

「お待たせ」リョウ君が来た
「混むから急ごう」そう言われてトコトコついていく

花火大会は結構大きな大会で地元だけでなく、遠くからもたくさんの人が来る
途中の自販機で飲み物を買い、歩く。。。


途中で慣れない下駄の鼻緒が擦れて、足が痛くなってきた。でも。。。、

。。。。言えない。。。。。

明らかにペースが落ちた私を見て

「どうした?」顔を覗き込まれた


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