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会えたから
第5章 夏休み。それは。。
「あのさ、聞きたい事があるんだけど」

「何?」

「私達って付き合ってるの?」

「俺はそのつもりだけど?」

「お互い、好きとか付き合ってとか言ってないし」

そう言うとリョウ君はこっちを向き、肩を両手でガシっと掴み



「僕と付き合って下さいっ」



「はい」


嬉しさと今までの不安が爆発して涙が溢れる
「何で泣くのー?俺が泣かしたみたいじゃん」
涙を拭いてくれる

ドキドキが止まらない。
学年て1.2を争うリョウ君が彼氏だなんて嘘みたいだ

「実はさ、臨海行った時ナンパされてたって聞いてメチャ焦った!」

「あれは絶対、ノリちゃん目当て!」

「分かんないよ?だからキャンプファイアーの帰りも送っていって俺の彼女ってアピールしたかったんだ」

「俺の彼女」/////もうその響きだけで、白ごはん3杯はいけますぅ


気が付くと花火は終わっていた
「ごめんね。ウチさ早く帰らないといけないんだ」

「前に家が厳しいって言ってたね」

「うんゴメンね」

「謝んなよ。急いで帰ろ。。って言いたいけど、足痛いよな?」

「そうだった」浮かれポンチで忘れてたよ

「ちょっとここで待ってて」

リョウ君はどこかへ行ってしまった




待っても待っても戻って来ない
周りの人達はどんどん帰って行く
一人ポツンと座っている私
門限も気になる


先に帰ろうか。。。。と立ち上がった

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