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会えたから
第7章 天敵
ブルに見つかって以来、非常階段に場所を移した私たち

本当に誰も来ない場所。
昼のお弁当もそこで二人で食べた。昼は食べた後はリョウはヤスとバスケをしに体育館へ行く。私は教室に戻る

放課後は階段に座って、部活までのほんの少しの時間、手を握ったり髪を撫でられたりしてイチャイチャしていた
時には私の膝枕でリョウが寝ていることも私たちの至福の時間

ある日、髪を撫でていた手が止まり、後頭部を引き寄せられリョウがキスをする
いつもみたいな挨拶キスではなく、もっと長いキス。
そのままキスが続き、舌が入ってくる


クチュクチュと深い深い長い長いキス


暫くしてリョウが離れると、初めて自分から顔を近づけた。
両頬を大きな手で包み込まれ、もう一度深くて長いキス

それからは、非常階段でキスするのが日課になってしまった

夏の暑さが過ぎた頃、いつものようにキスをしていたら
リョウの手が胸に伸びてきた。その手を振り払う
その時はそれ以上何もなかったが、その日以来、キスしながら胸を触ろうとする→私が手で制する。というのが続いた
しばらく続いた時、リョウが「イヤ?」と聞いてきた
「まだ。。。」そういうと
「わかった。ミオのこと大切にしたいから」それからはキスだけに戻った

思えば我慢させてたよなー。。
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