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会えたから
第10章 アメフトマン
カイ君の試合の日。

ノリちゃんは部活。

しかも「もしかして、一緒に帰れるかも??」なんていう
甘い欲望もありながら、一人でスタジアムへ向かった


スタジアムの選手入口にはたくさんの入り待ち女子がいたが
気にも留めず、スタンドへ行く。
ここにも女子がいっぱい。群がる女子を避けて席に座る。

(青城だけにやっぱり人気あるな。。。)

続々とダックアウトから選手が出てくると
「「「キャァーーーー」」」という黄色い声が。。。わぉ!スゴイな。


ユニフォームが同じだし、ショルダーがついているので
正直、どこにカイ君がいるか分からない

(たしか背番号50だったっけ??)

と背番号を頼りに探しているとダックアウトから50番の子が出てきた

「「「カーイくーーーん!!」」」

沢山の女子の声に圧倒される

カイ君は聞こえていないのかそのままグランドへ

(てか、カイ君メチャメチャ人気あるじゃん)

気になった私は、女子後方へとさりげなく席を移動した

少し前にいる女子の会話に耳を傾けると
「カイ君・・・」という言葉が聞こえた。
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