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ディープフォレスト
第4章 言霊


(視界が霞んできたな)


アキトは
眉を潜めた。

フォレストの撒き散らす
花粉か胞子か霧か、

よくわからない
それを
長く吸うのは危険だ。


幹の窪みや根の間を
くまなく探していくには
時間がかかる。


(まだ、大丈夫だ)


どんどんと奥へ進み
儀式の部屋に出た。


「ここは真っ先に破壊するか」


男がいなくなり
部屋もなくなれば
人類は滅ぶということだろうか。

アキトは
ゴクリとノドをならした。


そんな先のことまで
アキトにはわからない。

責任を問われても
何も出来ない。


ただ
自分の理念に反するのだ

ここの存在が。


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