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ディープフォレスト
第4章 言霊


「アキト、アキト……!好き」


必死にしがみついている
エバーの髪を
力強く撫で

その頭を抱え込んだ。


タァーナや
リシュの時と違い
エバーの中は狭く

エバー自身も
言い知れね痛みに
耐えているようだった。

足を伝う赤は
もはや果実ではない。


「ごめん、やっぱりまだエバーには早かっ――」

「っ、いい、の。……大丈夫だから」


「もっと大人になってからだったら、こんな辛い想いさせずにすんだのに」

「そんなに、待てないよ」


涙で潤んだ目が
下から睨み付けてくる。

それがすごく可愛かった。


「アキトと。こうして一つになれただけで私は幸せ」


ドキドキと早鐘のように
強く鼓動が響く胸を合わせ

目を閉じたエバーの瞼に
アキトは口付けた。


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