この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ディープフォレスト
第4章 言霊
遠くまで
一望出来る場所から
見下ろすのは
緑が豊かな森と
その向こうに続く
腐った大地。
広大な世界の
その大半が澱み
腐敗の闇が広がっている。
「私たちが生きていけるのはここだけなの。フォレスト様が守ってくれるこの森でしか」
哀しい目をした
エバーが
アキトに寄りかかり
じんわりと
体温が伝わって来る。
「昔、世界は滅んでしまったけれど、ここだけがフォレスト様に救われ、私たちだけが今も生きているって。大婆様が言っていたわ」
アキトは
言葉も返せずに
ただ
涙が溢れるのを感じていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


