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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女
「用件? 用件なんて決まってるだろ。俺はな、こう見えてもお前のことが心配なんだぞ。勃起してないんじゃないか、中折れしてないんじゃないかってお前のことが心配で仕事が手につかないんだ。大事な親友のEDが直ってるのかどうか早く知りたくてさ」
違うだろ、と吐き捨てた。「お前はただ、水を差して面白がってるだけだろうが」
バレたか、と佐目が返す。
「……ということはあれか。お楽しみはこれからだな」ひひっっと卑下た笑い声を上げ「相手はどんな子だ?」と問いかけてくる。
ひやり、と背中に悪寒が走った。
まさか高校時代に佐目が憧れていた桐原愛が相手だとは口が裂けてもいえない。
違うだろ、と吐き捨てた。「お前はただ、水を差して面白がってるだけだろうが」
バレたか、と佐目が返す。
「……ということはあれか。お楽しみはこれからだな」ひひっっと卑下た笑い声を上げ「相手はどんな子だ?」と問いかけてくる。
ひやり、と背中に悪寒が走った。
まさか高校時代に佐目が憧れていた桐原愛が相手だとは口が裂けてもいえない。