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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第6章 〜空虚〜
私に内緒で不倫をしているくせに、リビングで何事もなくくつろいでいる郁美を見て、少し驚かしてやろうという気分になった。

酔っぱらった私の脳裏に浮かんだのは、郁美がパイパンにされたことだった。

私と郁美の性生活は結婚前の交際時代から基本的に変わっていない。

私が求めない限りはセックスをすることはなかった。

郁美に性欲がない訳ではなく、私に対する恥ずかしさがあったのだろう。

いや、そうでもないかもしれないと思ってしまう。

私との普通の性交渉ではあまり満足できなかったかもしれない。

それで期待もされず、郁美から求めることがなかったのかもしれないとも思う。

郁美が不倫していることを知って以来、郁美とはセックスレスが続いている。

1カ月ほど前にUの調教でパイパンにされてしまった郁美にとっては、セックスレスの状況は幸いだっただろう。

酔っぱらった私は、果たして郁美は今もパイパンを維持しているのか?1日も早く元の状態に戻そうとしているのか?単純に好奇心が湧いた。

「酔っぱらった状態に乗じて確かめてやろう。」と思った。

リビングにいた郁美が洗面台へ向かう。

私はこっそり郁美に近づき背後から抱きしめた。

郁美は一瞬ビクッと身体を動かした。
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