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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第11章 〜さらなる地獄、そして終焉〜
郁美
「お兄ちゃん、いつも勉強教えてくれてありがとう!1位とれちゃった。」

義彦
「郁美の実力だろう。僕は特になにもしていない。」

義彦は特に感慨もなく答えるが、郁美はとにかく両親が喜んでくれたのが嬉しかった。

そして、感謝しきれずに言った。

郁美
「お兄ちゃん、なにかお礼する!なにかお菓子とかつくろっか?」

義彦
「....」

郁美
「お兄ちゃん、なにがいい?お掃除とかでもなんでもいいよ!なんでも言って!」

義彦
「....じゃあ....」

郁美
「うん、なになに?」

義彦
「....郁美....実は僕、知ってるんだ....」

郁美
「? なにを?」

義彦
「郁美....僕のお父さんとエッチなこと....してるよね....僕....何回か見ちゃったんだ....」

郁美
「!!!!!」

郁美は頭が真っ白になった。

見られてしまっていた....

自分の中だけの秘密にして、死ぬまで心の奥にしまっておこうと思っていた。

郁美の頭の中は、たちまち「叔父との関係が両親にバレるかもしれない」という恐怖に支配された。
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