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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第13章 〜別離〜
年が変わった1月半ばのある晩、私は郁美のに別れを切り出した。


「郁美、ちょっと大事な話があるんだ。座ってくれないか。」

郁美
「なに?仕事の話?」


「....いや、おれたちの話....」

郁美
「なに?」


「単刀直入に言うよ。....離婚...しよう....。」

郁美
「えっ?!....なに?....なんて言ったの?」


「....おれと別れてほしい。」

郁美
「なっ....なんで?!....どうしたの?!急に意味わかんないよ?」


「....おれの中では急でもないんだ....これも単刀直入に言うよ。....郁美には好きな人がいるよね。」

「そして....その人との付き合いも、もう短くはない。」

郁美
「!!!」
「なっ、なに?!なんで?!」


「いや....いいんだ。Uさんとお付き合いしているね。....それも、ただの恋人ではなく特別な関係だ。」

郁美
「えっ?! なに?! Uさんは先輩よ?! 付き合いもなにも、職場の先輩だっただけで!!!」


「いや、いいんだ、もう分かってしまったことだから....嘘はつかなくていいんだ....」

郁美
「......」


「おれ、かなり詳しいことまで知ってるんだ....郁美に嘘はついてほしくない....」

郁美
「....特別な関係って?」


「....あまり詳しく言うのは....」

「....いや....ある程度は言わないといけないのか....」

郁美
「ごめんなさい....一緒に食事に行ったりはしたの....でも....離婚したくない!! おねがい!! もうUさんとは会わないから!!」


「....仕方がないか....」

私は郁美に別れ話をするとき、なるべくなら郁美の心をかき乱すことはしたくないと思っていた。

だが、結婚した者どうしが離婚するということは、やはりそれなりに理由を突きつけない限りは無理だと悟った。
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