この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
約束のピンキーリング
第5章 ☆
他のメンバーが出払って2人きりだった会議室で
昼休みの終わりに、フラれた元カレから連絡が来た。
もう1度きちんと話し合いたい、と言って来た。

着信拒否にしてなかったんだ―――

ぼんやり思った感想はそれで
嬉しくも嫌でもない、メールへの的外れな感想に、少し可笑しくなった。

「何笑ってんの?」

こっちに視線は向いていないはずなのに
相変わらず難しい顔をしてパソコンのキーを打ちながら岡本主任が聞いてきた。

「え、あぁ、何でもな・・・」
「言って」

強引な物言いは相変わらずで

「元カレが1度話をしたいって」

そう正直に答えれば、キーボードを打つ手が止まって
視線をこちらに向ける。

「何だそれ」

明らかに不機嫌になって眉間にしわを寄せたかと思うと
再び、ものすごい勢いでキーを打ちだした。

「会うの?」
「会わないわよ」
「ふぅ~、ん」

そのまま何も言わない岡本主任に、そこで会話が終わったと思って、私も書類に手を伸ばした。

「会うんだったら俺も行くから」

「え?」
「だから。もし会うんだったら、俺も行くから」
「なんで?」

「2人で会わせたくないから」
「・・・」

/55ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ