この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
約束のピンキーリング
第5章 ☆
「あなた、本当に残酷なオンナだな」

え・・・っ

岡本主任はそれ以上一言も話さないで
俺に話しかけるなオーラをガンガン出した。

残酷?

意味が分からないんですけど。

いきなりぶつけられた冷たい怒りに、時間が経つにつれて私もイライラしてきた。

あ~。一人で思いっきりお酒飲みたい!

考えてみればここしばらくずっと岡本主任と一緒に夕飯を食べて
一人で、ご飯を食べたりゆっくりする時間がなかった。

一人で、何かを考える時間がなかった。

岡本主任は毎日私の仕事帰りの時間を一緒に過ごしていたけど
2人の関係を深く進める事に急がなかったし
急かされもしなかった。

だから私も、急いで答えを出すことはしなくて。

結婚前提なら、岡本主任は無理だな、なんて思っているくせに
ご飯を食べに行くのを辞めようとはしていなかった。

そろそろ、この中途半端な関係も私自身が良く考えて
どうするか決めなきゃいけない。

5時を少し過ぎて、キリがいいところで片付け始める。

「後1時間ほどかかる。悪い」

一緒に帰るのが当たり前のように
自分の終わる時間を教えてきた。

「今日は、一人で帰ります」

「は?」

昼過ぎと同じように、思いっきり不機嫌な声で、
それでも仕事の手を止めずにこちらに問かけた。

「元カレに会いに行くのかよ?」

/55ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ