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約束のピンキーリング
第6章 リ
「一緒にイきたい」

切れ切れの吐息の中、その言葉を言いながら嬉しそうに笑って

私はその言葉にキスで答える。

一層早くなった律動は、私の奥に奥に届こうともがいているようで
私自身がそれを包み込むように受け止める。

「あ・・・ぁぁ」

漏れ出る声が、彼をさらに刺激して
私の中で、また・・・大きくなった。

「大好き」

その言葉と一緒に、岡本くんは私の中でゆっくりと果てた。
私は、怖いぐらいの快感と痙攣の中で、彼を必死に抱きしめながらイった。

お互いの荒い息だけが、静かな寝室に響いていて。
私たちはお互いを抱きしめて離れなかった。

熱かった汗がひんやりとしてきた頃、
岡本くんが私の頬にキスをして身体を離す。

脱ぎそびれて皺くちゃになった自分のスーツのズボンを見て可笑しそうに笑って

「ごめん。子供みたいに我慢が出来なかった」

と、そのズボンを脱ぎすてる。

私と同じように裸になって
私の隣に滑り込んだ。

「このまま寝ていいよ。明日考えよう」

明日考えよう―――
その言葉に安心して。

私は、腕枕をされながら、岡本くんの胸の中で眠りについた。
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