この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
約束のピンキーリング
第1章 ピ
「自分で出来ますって~」
「意地を張るな。お前一人のプロジェクトじゃない」
「・・・・」

もう何度目かの3つ下のこの新人主任と部長のやり取りに、私は心の中で小さくため息をつく。

カッコ良くて、仕事ができて。
ほんの少し女の子に軽口を叩く。

絵にかいたようなエリート君が珍しく上司に反発していた。

このプロジェクト秘書の仕事を聞いた時
あぁ、ついに直属の上司が年下になった・・・と
来るべき時が来たと思った。

OLを続ける限り、いつか自分の就く上司が年下になるんだろうと覚悟はしていた。
でも、こんなに早くその日が来るなんて。

その、私よりも若い上司は秘書の存在を迷惑がっている。
お偉いさんの中には専属秘書を一種のステータスとして喜んでくれる人もいるのに。
若手の役職は、自分にはまだ早いと思ったりして秘書を上手く使いこなせない人が多い。

自分の体力の限界を過信なさってる。

どこまでもがむしゃらに働けば良いってもんじゃない。
部下や秘書を上手く使いこなすのは主任クラスにはまだ無理なのか。

「岡本主任。白熱なさっているところ申し訳ございませんが
午前中のアポの時間が迫っております。10時2分の電車に乗りたいのですが」

「・・・」

/55ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ