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約束のピンキーリング
第2章 ン
「じゃぁ、中村さんも俺の事を呼ぶ時に役職とってくんない?」
「え?」
「慣れないんだよ!主任って呼ばれるの!
それに敬語も辞めて。中村さんの方が年上だろ」
精一杯乱暴に言っているつもりなんだろうけど
なに、可愛いじゃん。
年上って言うのは余計ですけどね。
「岡本主任、と呼ぶのはいけませんか?」
だから、ちょっとからかってみる。
「いけなくはない、だろうけど・・・」
「役職名も敬語も秘書としての決まりなのですが」
嘘だけど。
「頼むよ。それと!得意先では『秘書』だって言うなよ!」
「え?」
「あくまでも同僚としての同行だ」
「・・・・」
ふ~ん。恥ずかしがり屋なの?
「絶対冷やかされる・・・」
あらあら。なに、ちょっと可愛いじゃない。
「分かった?」
「・・・かしこまりました」
「その口調も直せよ!」
ふふふ。いやです~
若い男はちょっとめんどくさい。
自分より仕事のできるオンナは嫌いだし
自分より収入の多いオンナは嫌いだし
いつでも自分を立ててくれないと嫌がるし。
でも、岡本主任のその態度はちょっと可愛いと思った。
「え?」
「慣れないんだよ!主任って呼ばれるの!
それに敬語も辞めて。中村さんの方が年上だろ」
精一杯乱暴に言っているつもりなんだろうけど
なに、可愛いじゃん。
年上って言うのは余計ですけどね。
「岡本主任、と呼ぶのはいけませんか?」
だから、ちょっとからかってみる。
「いけなくはない、だろうけど・・・」
「役職名も敬語も秘書としての決まりなのですが」
嘘だけど。
「頼むよ。それと!得意先では『秘書』だって言うなよ!」
「え?」
「あくまでも同僚としての同行だ」
「・・・・」
ふ~ん。恥ずかしがり屋なの?
「絶対冷やかされる・・・」
あらあら。なに、ちょっと可愛いじゃない。
「分かった?」
「・・・かしこまりました」
「その口調も直せよ!」
ふふふ。いやです~
若い男はちょっとめんどくさい。
自分より仕事のできるオンナは嫌いだし
自分より収入の多いオンナは嫌いだし
いつでも自分を立ててくれないと嫌がるし。
でも、岡本主任のその態度はちょっと可愛いと思った。