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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第7章 大きさの問題
「……ビスカス?」
「なんですかい?」
「まだしばらく、朝にならない?」
「なりやせんねー」
それを聞いたローゼルは、ビスカスの首筋に唇を押し当てて、囁きました。
「……中に、来て……」
「……喜んで」
脚をすり、と絡ませて囁いた妻の鼻先に口づけて、ビスカスはお強請りを聞き入れました。
「んっ……ん……あ、いっ……」
「………ほら、こうすっと……分かりやすか?」
おっぱいを弄ると、ローゼルの中がきゅうきゅうと切なく疼いて、ビスカスを締め付けました。
「ん……あぁん……きもちい……」
「……ね?俺も、すっげえ気持ち良いです」
「ぁん……んっ……ぁ」
ゆるゆると腰を揺らし、体を触り合って口づけ合う二人の体は、冬だと言うのに汗や体液でしっとりと湿りました。
「んっ……っ……あっ……大好きっ、ビスカス」
「俺も、大好きですよ、リュリュ」
二人は夜が明け掛けるまで、お互いを慈しみ合い、愛を交わし合いました。
* * *
「ふわぁ……あ~」
ビスカスは空の酒瓶を階下に運びながら、大きいあくびをしました。
早朝に目覚めて話をして交わった後、ローゼルはまた眠ってしまいました。ビスカスもそれを見詰めながら眠りましたが、いつもの時間に目が覚めました。ローゼルはまだすやすやと眠っていたので、ビスカスは妻をしばらくでれでれと眺めました。
そうして自分しか見られぬ水晶の薔薇の寝姿を堪能した後、起こさぬ様にそーーっと、昨日使ったグラスや酒瓶を片付ける事にしたのです。
そうしているうちに、ローゼルも目覚めるでしょう。部屋も暖まったので、起きても寒くは無い筈です。乱雑な部屋で朝を迎えさせたくは有りませんが、起きた時にビスカスが居ないと、ローゼルは淋しがるかもしれません。ビスカスはうるさく無い様に気を付けながらも、いそいそと片付けをこなしました。
「あら、お目覚め?おはようございます」
「あ。おはよーごぜーやす。……昨日ぁ、どうも」
片付けの途中、廊下で侍女に行き会いました。
それは、昨日夕食を知らせに部屋に来た、ローゼル付きの年嵩の侍女でした。