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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第9章 甘え方の問題
「……ちゃんと、あったかくしとかねーと……風邪なんぞ引いたら、帰れなくなっちまいますよー?」

 ビスカスは、ローゼルが急に起き上がったり枕を放り出したりしてめくれてしまった布団を、掛け直しました。

「ビスカス?」
「へい?」
「一緒に、寝てくれないの?」
「う」

 ぽんぽんと布団を叩いて隙間を無くしていたビスカスは、絶句しました。

「ビスカスにくっ付いて寝るのが、一番安心で、一番あったかいのに」
「……んな事したら、我慢できねーでしょ……」
「え?」
「久し振りなんですぜ?くっ付いたら抱きたくなっちまうに決まってんでしょうが」
「……私もよ?」
「へ?」

 せっかく隙間を無くしたというのに、ローゼルは布団から腕を出してビスカスの頬を撫でました。

「私がさっき何していたか、忘れたの?」
「……リュリュ……」

 ローゼルに見詰められて、ビスカスはたじろぎました。

「もう、離れて居たくないの。ビスカス、お願い。来て」

   *

「ぁ……」

 ビスカスはお願いに負けて、寝台でローゼルとくっ付いておりました。

 脚を撫でると素直に開かれて、弄られてまだ熱を持っている秘所が曝け出されました。
 指でなぞっただけで、蕩けて強請って吸い付いて来ます。まるで、気高いローゼルとは別の貪欲な生き物の様で、ビスカスの中に激しい熱がせり上がりました。

「こんな風になっちまう程、淋しかったんですか?」
「うんっ……ん……」
「俺も、です」
「あ……」

 腰を押し付けると嬉しげに脚が絡み付き、ビスカスの体を引き寄せました。

「……入れて……今すぐ、欲し……んんっ」
「っ……リュリュっ……」

 繋がって隙間なく抱き締め合い、しばらくお互いがそこに居る事を味わい尽くす様に口づけを交わしました。
 それから、ゆるゆると動き始めたのですが。

「あ……あんっ、あ、ふ」
「……う……全部、吹っ飛びそ……っ」
「あっ……ね、ビスカスっ」
「何、ですか?」
「声、恥ずかし、いっ」
「えぅっ」

 組み敷いて脚を絡み付けられて揺すっている女に身を捩られて、ビスカスは呻きました。

「さっき、派手にま……っ喧嘩して、音立ててたじゃ、ねーですかい」

 ビスカスは、「さっき派手に枕で俺をぶっ叩いたじゃねーですかい」と言い掛けましたが、ご機嫌を損ねそうな事に気付いて、踏み止まりました。
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