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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第11章 器用さの問題

   *

「……うーん……」

 バンシルが、「私も支度を致しますので。」と、部屋を出て行った後。
 ビスカスは立ち上がって奥の間とを隔てる中扉の前に来て、そこでしばらく考え込みました。

(……ボタンは、留めるべきか?……このままにしといても良いのか?……そもそも、リュリュの支度は終わってんのか?……いきなり入って、ご機嫌を損ねたりゃあしねーのか……?)

 ローゼルは以前、ビスカスの正装が好きだと言っておりました。今日の姿は、きっと気に入ってくれるでしょう。
 ですが、今朝はまだ、おはようの挨拶も、口づけもしていないのです。少しばかりいちゃいちゃする為には、窮屈でない方が向いています。

(うん。……ボタンは、後だな!)

 そう決めたビスカスが、扉を叩こうと拳を作った瞬間。


「っわっ!?」
「あら。おはようございます。」

 向こう側から、不意に扉が開けられました。
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