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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第11章 器用さの問題

「もしも、お義母様があのまま反対し続けて、お祖母様が助けてくださらなかったら……踊れなくなったとしても、言ってたと思うわ。もうここに跡継ぎが居ますから、絶対ビスカスと結婚します、って」
「リュリュ……」

 ローゼルの言葉に、ビスカスの目が潤みました。
 ローゼルは、長い間の憧れや夢や望みをふいにしてしまったとしても、自分との結婚を選ぶと言ってくれたのです。
 結果的には結婚は許可され、ローゼルは心行くまで踊る事ができ、子供の件も無事にビスカスに伝えられ、めでたしめでたしだったのでは有りますが。

「……よっしゃ!俺ぁ今日から、リュリュだけじゃなくって、リュリュと赤ん坊の騎士様ですぜ!!」

 ビスカスは、身籠もった事でローゼルが新たに身に付けた気丈さがいじらしく、胸が一杯になってわざとふざけ半分で言いました。

「良いですか?今日はもう宴席で踊るなぁ勿論、ふらふらすんのも、禁止です!ご挨拶してぇ方にゃあ、こっちに来て貰いやしょう。どなたかに用が有ったり、欲しいもんが有っりしたら、俺が行って来やすから……ちゃあんと座っといて下せぇね!!」
「……ビスカス……?」
「なんですかいっ?」
「ちょっと……心配症過ぎやしないかしら……」
「や!んなこたぁねーですって!!」

 呆れた様に苦笑するローゼルに、ビスカスは大真面目に反論しました。
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