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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第4章 痛みの問題
「……きっと、治って分からなくなったものは、もっと沢山あるのよね……」
「お嬢様……」

 ローゼルはビスカスにもたれて、首筋辺りに口づけました。

「お前の傷は、私の代わりに負ってくれた傷よ。ビスカスの体には、今までの私が、刻まれてるんだわ」
「そんな風に言って頂けるなんざ、光栄過ぎまさぁ……」

 ビスカスが自分がされた様に首筋に口づけを返すと、ローゼルはくすぐったそうに笑いました。

「……ビスカス?」
「何ですかい?」
「お前も……私に傷を付けても、良いのよ?」
「……へ?」
「私が先に、お前にこんなに傷を付けてしまったんだもの」
「は?……はぁっ!?」

 ローゼルは言われた言葉の意味が分からず固まっているビスカスの手を取り、自分のスカートの中の太腿の素肌の上に触れさせて、真剣な顔で、ビスカスに願いました。

「お願い……お前に私が刻まれてるみたいに、私にーーここに、お前を刻んで欲しいの……」






















 


 

























                  」

 ローゼルに大胆過ぎるお強請りをされたビスカスは、目を見開いたまま気を失ったかの様に固まりました。そして、部屋の中にはしばらくの間、無言の時間が流れました。

「……ビスカス?……ビスカスっ?!ビスカス、ビスカス、どうしたのっ?」

 話し掛けても反応が無いのを心配したローゼルが、ビスカスの体をがくがく揺すると、抜けていた魂が戻ったかの様に、目の焦点が合いました。

「……おっ嬢……様……」
「な、なあに?」
「……なんっっっっってっっっ……っ事をっっっ……」

 ビスカスは真っ赤になって、怒った時の様に唸りました。

「え……私の言った事、そんなに、はしたなくって…?」

 ローゼルは、困惑しました。
 ローゼルにとっては、ビスカスの傷を見ていて自然と湧き上がった気持ちと言葉を素直に表しただけだったのですが、ビスカスはそうは思わなかった様でした。

「はしたなかねーです。でもエロいです。エロいは誉め言葉です。やべーです。魂抜けました。鼻血やなんかが、噴き出しそうです。」

 ビスカスは何故か、言葉を区切って言いました。
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