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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第5章 慣れの問題

 ローゼルは、真っ赤になってビスカスを睨み付けました。それから目を伏せると、必要以上に捲れ上がらない様に慎重にスカートの裾を持ち上げて、内側に手を突っ込みました。そして無言でもぞもぞ動いて、やがて俯いたまま、何故か悔しそうに言いました。

「……脱いだわよっ」
「宜しいですねー。んじゃ、ここに座りやしょうか」

 ぽんぽん、と膝を叩かれて、ローゼルは赤くムッとした顔のまま、そこを跨いで座りました。

「……座ったわよっ」
「宜しいですねー。ボタンもお願いしやす、おっぱい出せるとこまでで」

 ローゼルはムッとしたまま、服のボタンを言われた通り胸の下まで外しました。

「……外したわよっ」
「宜しいですねー。……触ってみやす?」

 ローゼルが上衣のボタンを外している間、ビスカスは下衣を寛げておりました。ローゼルはムッとするのを止めて、誘われるままにそれに触れました。

「あ、固……あっ、やんっ」
「おっぱいもすげー固ぇですよ、ほら」
「ばかっ!……んっ……あ」

 ローゼルがビスカスに触れているのと同じ様に、そこだけがさらけ出されてぴんと固く尖った胸の先端は、ビスカスの唇と手でくりくりと弄ばれました。

「おっぱいだけ出てるってな、良い眺めですねー」
「やっ……ばかぁっ……ん……あぁん」
「こっち向いて」
「んっ」

 二人はお互いを触り合いながら、夢中で口づけ合いました。

 時間を掛けずにローゼルの「やらしい気分」を満たすため、服を脱がずに座ったまま交わったらどうかというのが、ビスカスの提案でした。
 試してみると、二人にとってその提案は、さっさと済ます以上の意味が有りました。普段過ごしている椅子の上で服を着たまま愛を交わし合うというのは、どうしようもなく快感を掻き立てて止まないのです。
 
「ビスカスっ、服が、濡れちゃうっ……」
「俺の服なんざ、平気ですけど、」

 ローゼルが言う通り、しとどに溢れた愛液がビスカスの服に染みを作って、太腿までもを湿らせておりました。自分をそんなに濡らす程ローゼルが感じてくれて居る事は、ビスカスの興奮を激しく煽りました。

「リュリュの服ぁ……汚れちまうから、スカート持って」
「んっ……ん、あ!?やぁあ、見えちゃうっ、んっ……ん」

 ビスカスはスカートを握り締めて恥ずかしがるローゼルに口づけて、抵抗する言葉を塞ぎました。
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