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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第1章 初夜の問題
「ビスカス……?」
「へえ?何ですか、お嬢様?」

 ビスカスは突然縋り付いて来たローゼルを抱き締めて、髪に口づけました。ローゼルの方が背が高いので、普段は絶対に出来ない事です。そんな風に甘えてくれている事自体がもう二人は単なる主従では無いのだという証明の様で、ビスカスは今まで以上に甘美なローゼルへの愛おしさに酔いました。

「……気持ちいいとこ、お前も、一緒に来てくれるの……?」
「へ?」

 思いも寄らぬローゼルの質問に、ビスカスは面食らいました。

「お前が行かないのに私だけ行くなんて、嫌よ……私だけなら、行かないわ」
「……もんのすっげぇ可愛いっ……」

 感極まったビスカスは、ローゼルを壊さぬぎりぎりの力で抱き締めました。

「勿論ご一緒しまさぁね!二人一緒に、すんげぇ気持ち良い所にイきやしょうねー」
「ええ。それなら、安心だわ……ねえ?」
「へ?」
「ビスカスも、気持ち良くなってる……?」

 ローゼルの心配そうな声を聞いたビスカスは一瞬躊躇いましたが、「嘘は吐かない」という約束を思い出し、ローゼルの手を取りました。

「へい……ほら」
「あ」

 ビスカスに手を取られて男の印に触れさせられて、ローゼルの体はかあっと火照りました。 

「女ぁ気持ち良いと濡れんですけど、男ぁ固くなるんですよ」
「ほんとね……すごい、固い……あ」

 ローゼルが手を添えて眺めていると、それはぴくりと動きました。

「動くの?」
「そりゃ、体の一部ですから」
「触ってても、いい?」
「えーっと……ちっとだけ」
「どうして?」
「あんまり触ってたら、子種が出ちまうんでさあ。そうすると、また柔らかくなっちまうんですよ」

 そう言ったビスカスは、ローゼルの潤みをかき分ける様にして、奥の方を指で探りました。

「柔らかかったら、ここにゃあ入れやせんから……出ねー様にしとかねーと」
「あ……」

 つぷんと奥底に指を沈められ、ローゼルの体は異物を受け入れた違和感で強ばりました。

「あ。痛ぇですか?怖ぇです?」

 心配そうなビスカスに、ローゼルは首を振りました。

「ううんっ……ちょっと、びっくりして……だって、こんなとこに、こんな……あ」
「……顔上げて、お嬢様」

 俯いていた顔を上げ、口づけられて胸を触られて、ローゼルの体に入っていた力が抜けていきました。
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