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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第7章 大きさの問題

「これはねー!おっぱいおおきくなるしたぎっ!」
「……へ?」
「だーかーらー!これきると、おっぱいがおおきくなるのっ!!」
「はぁあ?!」

 その下着はウエストを紐で編んで締め上げて、そこから持ち上げた肉と背中の肉と、とにかく胸の近くの肉を集めて「良いか今からお前達は胸だ」と言い聞かせて胸の丸みに詰めた後そこも紐で締め上げるという、大きいおっぱい育成機の様な下着でした。
 ビスカスは知る由も有りませんでしたが、ご婦人方の中には、普段からこういった下着を好んで身に付けている方も居られます。しかしローゼルは窮屈なのが好きではないのと、そこまで締め上げなくても美しくくびれたウエストと程よいバランスの綺麗な胸を持っていたので、余程の事が無い限り、この類の下着を身に着ける事は有りませんでした。
 確かに、ビスカスに向かって突き出しているローゼルの胸は、普段の三割増しくらい豊かに見えない事も有りません。

「ほーら、ごらん!おまえのすきな、おっきいおっぱいよ!」
「………俺の、好きな……?」
「これ、ひもがこーんなにたくさんあるんだから!おまえ、すごーくこまるわよ!!」
「………困りやす……ね……」

 勝ち誇った様に宣うローゼルを見ながら、ビスカスは混乱しました。

(お嬢様……怒ってらっしゃるんじゃ、ねーのかよ?!)

 ローゼル自身は、ビスカスへの当て付けか嫌がらせの積もりでやった事なのかもしれません。
 しかし、ビスカスが大きいおっぱいの女と話していた事に拗ねて酒を飲み、ビスカスの好きな大きいおっぱいになれる下着にわざわざ着替え、ビスカスがその下着を脱がせる前提で話をしているというのは、どう見てもローゼルがビスカスに怒ってやっている事の様には見えません。
 ビスカスは、どう反応すべきか迷いました。ローゼルはそれを睨め付けて、テーブルの上に並んだ酒瓶の内の小さめの物を手に取って、中味を殆どグラスに注いで、ぐっと呷って、変な顔をしました。

「……んー……このおさけ、ちょっとへんなあじだわね」

 ローゼルは眉を寄せて瓶を持ち上げ、矯めつ眇めつ眺めました。

「……ああっ!?」
「なあに、ビスカス?」
「っや……なんでもっ……!」

 ビスカスはローゼルの持っている瓶を見て、青くなりました。
 それは、初床の祝い兼痛み対策としてサクナに貰った、例の怪しい酒だったのです。
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