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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第7章 大きさの問題
ここでまたビスカスは、一瞬迷いました。仰向けにして再開したいところですが、このまま続けては確実に長椅子が汚れてしまいます。
「ここぁ狭いですから、向こう行きやしょうねえ」
「ん……」
ビスカスがローゼルを抱き上げようとすると、首に手を回して口づけを強請って来たので、ご希望にお応えしながら寝台に連れて行きました。
「もっぺんお邪魔しやーす、っ」
「んっ……あ!……あ、あぁあ、ぁんっ、」
(エッロ……こっち向きぁ眼福が多くて結構ですねー)
冬の午後の淡い日差しの下、切なげに喘ぐローゼルの顔も、下着からはみ出してふるふると揺れるおっぱいも、自身とローゼルが繋がっている部分の様子も、舌なめずりしてしまう程美味しい光景でした。
「んっ、んっ、ん」
「きもちーですねー、お嬢様」
「うん、ん、ぁん」
突かれて揺さぶられリネンを皺になる程握り締めたローゼルは、問い掛けにこくこくと頷きました。
「一緒に、もっと、きもちくなりゃしょうねー」
「んっ……」
愛しい妻の汗ばんだ額にちゅっと口づけを落とした瞬間、コツコツと、恐ろしい音が部屋に響きました。
「お嬢様?いらっしゃいますか?」
(っだとぉおおおおおおおおお!?)
それは、ローゼルの侍女が扉を叩いた音でした。
中扉には鍵が掛かっていますので、寝室に入って来る事は無いでしょう。一旦縮み上がりかけたビスカスは、ひとまずはほっとしました。
(っんだよ!外扉も鍵掛けときゃあ良かった……!無視しちまうか?…………あ。)
内心で文句を垂れたビスカスは、はっと気が付きました。
普段はっきりとは見られないローゼルの痴態を堪能出来ていると言うことは、暗くない、と言うことです。
「お嬢様、お食事のお支度が整いましたが」
ローゼルが怪しい酒を飲んだ事で成り行きで致してしまっておりますが、よくよく考えると、まだ夕飯前なのです。
青くなったビスカスは、ローゼルに囁きました。
「……リュリュ?いっぺんお仕舞ぇにしてもいーですか?」
「や!ゃあ」
「ぁう」
すべすべした足がぎゅうっとビスカスの腰に絡み付いてぐっと体を引き寄せられ、ビスカスは小さく呻きました。
(ですよねー、俺もです)
二人の体も見解も、今イキたいのは別の所でお食事などでは決して無いという事で、合意致してしまいました。