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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第7章 大きさの問題
唇をちゅっと啄んで改めて重ね、舌を絡ませて口の中を探り合いながら髪を梳く様に撫でると、しなやかな腕が蔓の様に首に絡み付いて、指が髪の中に差し入れられました。
鼻にかかった甘く微かな声が紅い唇から漏れ出て、ビスカスの耳を心地良くくすぐります。
「っはー……」
「あ、ん……」
「……ちっとお上手過ぎやしたよ、さっきなぁ……」
両手で柔らかく包んだおっぱいに、まずはちゅっと挨拶代わりに口づけた後、ビスカスは先程指に施された「おっぱいにして欲しいこと」を、順番になぞって行きました。
ちゅうちゅうと吸い、舌で撫で、口を軽く開いてぺろぺろと舐めると、ローゼルの中も外も絡み付くかの様に激しく反応しました。
「ぁ、きもちい……おっぱい、きもちいいの……」
「ええ、すげー、きもちーですねー……別んとこも、たんときもちくなりやしょーねー」
それからしばらくの間は、衣擦れと、息遣いと、男と女の掠れた声と、湿った愛撫の音だけが、密やかな音楽の様に濃密に寝室を満たしました。
「あ!……やぁ、いっちゃうっ……!」
やがて、夜の帳が降りかけた部屋に、淀んだ熱を切り裂く様な高い声が響きました。
「んっ、いっちゃうの、いっちゃう、ビスカス」
「あー、もう、どこにでも好きなだけ、行っちまって下せー、っ」
「んっ、っぁ、いっ、あ、ぁあああん!!」
「クッソ……っ」
「ふぁ、あ、ぁん……んっ、んぅ……あ……ふ……」
二人ともはあはあと荒い息のまま、しばらく抱き締め合っておりました。ローゼルはビスカスに顔を擦り付け、触れる所に次々と口づけました。
「ビスカス……」
息が整って来たビスカスは、諸々の後始末に取り掛かりました。ローゼルに気持ち悪い思いをさせたり、風邪を引かせたりする訳には行きません。ぐったりした体中を拭き清めーーたかったのですが、残念ながら憎たらしい下着の下は拭いてやれません。
「なんですかい?リュリュ」
「……ねむいわ……」
「ゆっくりお休みなせえ。お出掛けされて酒をお召しんなってあれこれしたんですから、さぞかしお疲れでしょうよ」
「うん……ビスカス?」
「なんです?」
「どうして、おわったら、でてっちゃうの?」
「……そりゃ」
それは出たから出て行くのですが、生娘でなくなってから日の浅い酔っ払って眠たそうな女に説明しても、堂々巡りになりそうです。