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セイドレイ【完結】
第2章 いつもの夜

余るほどに被っていた包皮を剥くと、そこには白くドロドロと液状化した恥垢が、亀頭全面にべっとりと張りついていた。

さらなる悪臭が亜美の鼻を犯し、思わず吐きそうになる。

「…へへ、昨日も掃除させてやったのに、もうこんなにチンカスできちゃった。最近暑くなってきたからかなぁ…」

慎二の馬鹿げた言葉を耳に、亜美はものも言わず亀頭にこびりついた恥垢を舐めとっていく。

特に裏スジの部分は丁寧に舌を絡め、時に強弱をつけて吸い、まるで美味しいものを貪るかのようにしてみせた。

「あぁ……気持ちいいよ……んんぅ、あ、そこ、もっとペロペロして……ふぁぅ…」

亜美の繊細な舌先の感触に、慎二が情けないようなよがり声を漏らす。

そうこうするうちに亜美は恥垢をすべて舐めとると、そのまま肉棒を咥え込み、丹念なフェラチオに移行した。


(とりあえず……1回イカせちゃえば………)


快感に酔いしれる慎二とは対照的に、亜美は自分でも驚くほどに冷静だった。

ひとまずこのまま絶頂へと導けば、回復するまでしばらくの間はこの地獄から解放される。

そんなことを考えながら、一心不乱に頭を振り、口で肉棒をしごきあげる亜美なのだが──。

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