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セイドレイ【完結】
第2章 いつもの夜
「最近、手伝いのババアが帰るの遅かったからさぁ…この時間にできるの久々だね!」
慎二がそう言いながら一歩ずつ近づいてくる。
亜美はそれに合わせ後ずさりするも、もはや無駄な抵抗だった。
武田家の男3人はみな、父である雅彦をはじめカラダが大きく、肥えている。
その中でもこの慎二は、まさに絵に書いたような「キモオタデブ」の容姿そのものだった。
体重はゆうに100キロを超え、でっぷりと腹が出ている。
全身は体毛で覆われて毛深く、清潔感とは対極にあるような男だ。
さらに、ろくに風呂に入らないため、そのカラダからは鼻を塞ぎたくなるような悪臭が放たれていた。
(これは……夢だから……)
亜美はそう心の中で呟くと、無言で慎二の前にひざまずく。
「お?いいね~そうそう、亜美もだんだん分かってきたね!」
すると、すでに先走り汁でヌルヌルになった慎二のグロテスクな肉棒が、亜美の目の前に差し出される。
「ウッ……!」
亜美の鼻腔をツンと刺す、強烈なアンモニア臭とイカ臭──。
そのあまりの臭気に、思わず顔を背ける亜美。
だが慎二は亜美の髪の毛を掴むと無理矢理に顔を上げさせ、再度亜美の鼻の前に肉棒をあてがう。
「痛っ…!やめてっ……」
「ほらっ…!何してんの!? "ご主人様" の汚チンポ掃除は便器の仕事でしょっ?!」
慎二の卑屈で未熟な精神のあらわれか。
自分の思い通りにならないと、急に口調が高圧的になるのだ。
「す、すいませんっ……ご、ご主人様っ………」
亜美はそう言うと、イキリ立つ肉棒をすっぽりと覆う包皮に舌を這わせ、「チュウチュウ…」と音を立てながらカウパー液を口先で吸い込む。
「おっ!んおぉ……!んんぅ、そうそう……そのまま口で皮めくって……?」
慎二の言う通りに、亜美は手を使わずに口だけで包皮をめくった。