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セイドレイ【完結】
第12章 価値
こうして、この地下室での売春ビジネスがスタートを切った。
荒垣は亜美のショーツを顔にかぶると、亜美の口や性器を次々に犯していった。
ことあるごとに自身の娘である千佳を引き合いに出し、いかに父親として娘にバカにされているかということを主張しながら──。
「千佳はパパのおちんちんから生まれたのにっ!パパに冷たくするなんて本当に悪いコだよな??亜美はそんなことしないよなっ?!」
そう言って、バックの体位で亜美を犯す荒垣。
「あんっ…!はいっ…亜美はぁ…ああんっ!…パパのこと…だいしゅき…あっ…──」
「いいコだっ…!亜美は本当にいいコだっ!あぁ…また出ちゃうよ…あぁっ!!イグッ…──!!」
「あっあっ……パパぁ……あんっ────」
そんな調子で間に休憩をはさみつつ、荒垣は計5発もの射精をした。
普段娘に感じているストレスを、娘と同級生の、娘と同じ制服をまとった亜美にぶつけているようだった。
こんな男でも、娘の前ではいい父親でいたいのだろうか。
その腹いせとばかりに、娘が脱いだショーツの匂いを嗅いでは、いつも自慰にふけっているのだろうか──。
亜美は、新堂の言葉が頭に浮かんでいた。
たしかにこの男は、不幸かもしれない、と。
こんなことでしか欲求を満たせないのなら、それはきっと不幸だ。
そして、そんな父親を持った娘は、もっと不幸だ、と────。
その後、ひとしきり満足した様子の荒垣と亜美はバスルームにいた。
「…昔はね、よくこうやって千佳と一緒に風呂に入ったもんだよ。将来パパと結婚する!なんて言ってたのにさぁ…」
亜美は無言のまま、荒垣の背中を流す。
「──今日は本当にありがとう。パパ、またすぐ亜美に会いに来るからね」
「はい。亜美もパパが来るのを…待ってます。お仕事がんばってくださいね」
「あ、今のいいな~、なんかすごくいい。本当、亜美みたいなコが娘だったら…」
娘だったら、なんだというのか。
犯すとでもいうのか──と、亜美は思う。
新堂の言葉が、再び亜美の頭をよぎった
(この人も千佳ちゃんも…そして私も。みんな不幸だ──)
「──私、パパのこと大好き」
「えっ──?」
そのままバスルームで、荒垣は亜美の膣内に6発目の射精をした。
亜美が荒垣から解放されたのは、午前0時を回ったころだった──。