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セイドレイ【完結】
第13章 独りぼっち

「おっ!おふっ…ふほぉっっ!?」
あっという間の出来事だった。
わずか30秒ほどで射精に至った本山は、亜美の頭部を押さえつけ肉棒を喉奥まで突っ込むと、溜まりに溜まった1週間分のザーメンを放出した。
「ウグッ!…ウッ…ンンンッ…!」
亜美はそのあまりの勢いと量に思わずむせ返りそうになるも、必死で喉を鳴らし、特農ザーメンを飲み干していく──。
「ハアッ…ハアッ……くっ、出ちまった…ははっ。なんせ1週間分だからな。濃かったろ?ふぅ…──」
すると本山はズボンを履き、ポケットから取り出したスマホを眺めてこう言った。
「──そういや、また "新作" がアップされてたぞ。今回もずっと1位だぜ。お前、すっかり人気者じゃねぇか」
「え…?新作って…?」
「例のサイトに、またお前の新しい動画が上がってんだよ。しかも今回はアナルセックスときた。高崎、お前ケツの穴も感じんのか?たまんねぇなぁおい!今度先生にもさせてくれよぉ…な?たのむっ!」
「そ、そんなっ…──」
亜美はおそるおそる本山のスマホを覗くと、そこには亜美と慎二がアナルセックスに興じている動画が映し出されていた。
またしても慎二が投稿したのだろう。
前回と同様に、動画のコメント欄は絶賛の嵐となっていた。
「先生、あの──」
「ん?どうした」
「スマホを契約するのって、どのくらいのお金がかかるものなんでしょうか…?」
亜美の唐突な質問に、怪訝な顔をする本山。
「そりゃピンキリだが…。最近は格安SIMとか言ってな?月々二千円くらいのやつもあるぞ。ていうか、まさかお前…スマホ持ってないのか?」
すると亜美はおもむろにカバンの中から財布を取り出し、そこに入っていた "あの三千円" を握りしめ、本山の胸元に叩きつけた。
「あのっ…今はこれだけしかないですけど…足らないぶんは必ず、必ずあとで払います…だから私にスマホを買ってきてくれませんか?」
「は、はぁ?どうしたんだよ急に…」
「お願いです。先生しか頼める人がいないんです。私、なんでもします。なにしてもいい…です。だから、だからっ──」
そう必死に訴える亜美の姿に、本山は少しうろたえる。
「わ、分かったから…とにかくちょっと落ち着け。とりあえず放課後、そうだな…外の備品倉庫に来い。そこでゆっくり話を聞いてやる────」

