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セイドレイ【完結】
第14章 武田家の憂鬱

感情の赴くままに腰を振り始めた健一は、亜美の喉奥の最深部を肉棒で塞ぎ、その位置で固定する。

「へへっ…苦しい?俺とっ…俺と結婚してくれるなら抜いてあげるよ?ほらっ…返事してくんないとずっとこのままだよ?」

「ウグッ!グフゥゥ!!ゴッ…!ゴホッ…ゲホォッッ!!」

「亜美?苦しい?ねぇ、苦しいよねぇ?じゃあ俺と結婚しようよ?ねぇっ…!!」

「ゴッ…ゴッホォォ!!!!ゲホォォォォ!!!!」

目に涙を溜めてもがき苦しむ亜美。
健一はさらに肉棒をねじ込むと、亜美の鼻をつまんだ。

「ゔー!!ゔぅぅー!!!ゴホゴボッ、ゲフォォッ…!!」

口と鼻を塞がれ、窒息寸前の亜美。
やがて意識が朦朧としてくる。
亜美の顔は涙と胃液と唾液でまみれ、ベトベトになっていた。

「チクショウ…あのさあ!?ねぇ?!なんでそんなに我慢すんの??いつもいつもさぁ!!」

健一はそう言い放ち、亜美を突き飛ばした。

「ゲホォッ…ゲフッゲフッ……う…ウェェ……ハアッ…ハアッ…──」

床に叩きつけられた亜美は、むせかえりながら必死に酸素を貪っていた。

「…悪い。変なこと言って。今のは忘れて──」

冷静になりバツが悪そうにする健一へ、亜美が這うように近づいていく。

「ハアッ…ハアッ……ご、ごめんな…さい…私…」

「…亜美?」

「私…好きな人とか…け、結婚とかっ…よく分からなくて…」

「お、お前──」

「だから…お返事できなくてっ…ゴメンナサイ…──」

「──いいよ、もう。それに謝られると余計…まぁいいや。そもそも、この家から逃げらんないのは俺も一緒だしな」

「そう…なんですか?」

「あぁ。親父からは逃げらんないよ。俺が一番よく分かってるはずなのに──」

そう言って大きなため息をつくと、健一は亜美を床から抱きかかえた。

「亜美…おいで…?いつもみたいに…してほしい」

健一は亜美をベッドに引き寄せる。
先ほどまでの剣幕が嘘だったかのように、普段の健一へと戻っていた。

健一は亜美の右の乳房を揉みながら、左の乳首に吸いつく──。

「あっ…あんっ……健一…さんっ…」

「んんぅ…亜美の…おっぱい……俺のおっぱいぃ…──」

赤子のように乳首を吸う健一。
亜美はその姿を見て、もしかしたら健一は──母親に甘えたかったのかもしれない──と感じていた。

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