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セイドレイ【完結】
第14章 武田家の憂鬱
"ママのおっぱい" をじゅうぶんに吸って満足した健一。
次に亜美を仰向けにさせその顔の上に座ると、乳房の谷間に肉棒を挟み込む。
健一はこの「アナル舐めパイズリ」が、相当病みつきになっているようだった。
「あはぁ……亜美…気持ちぃ、アナルペロペロ…気持ちぃよ…んんっ…おっぱいも…亜美のえっちなおっぱい…俺のおっぱいぃ……」
巨乳に埋もれた肉棒に伝わる乳圧。
そして肛門を舐めずる舌先の繊細な感触──。
背徳感と多幸感が交互に訪れ、健一を骨抜きにする。
何度しようとも飽きることのない、圧倒的な快楽。
こんなたまらない刺激を覚えてしまったのだ。
今さら好きでもない女と、たとえ政略結婚だとしても夫婦になるなど、到底無理な話である。
そのことを──同じ男として誰より理解しているはずの雅彦に、身勝手な都合で縁談を押し付けられことが許せなかった。
健一は、雅彦が敷いたレールの上を行くだけの人生に、たとえ一瞬でも抗ってみたかったのかもしれない。
駆け落ちを仄めかした健一の言動は、果たして悪い冗談なのか、それとも気の迷いだったのか──。
ひとつ言えるのは、健一は亜美を取り巻く環境と自分に対して、葛藤を抱き始めていたのは事実であろう。
「あぁ…あっ…亜美っ…亜美のおっぱいでイクッ、イクぅっ…──」
それからしばらくして、日付を跨いだ午前2時ごろ。
亜美はまだ、男の尻の下にいた。
しかし上に乗っているのは健一ではなく、慎二だった。
「──けっ。兄貴のやつ、亜美にケツの穴舐めさせてたなんて…ったくどんだけ変態なんだよ。なぁ?」
慎二は、健一と同じようにアナル舐めパイズリに興じる。
だがそれは健一のより、乱暴で、不潔で、さらに不快なものだった。
慎二は近ごろ、地下室の録画モニターを逐一チェックしているようだ。
おそらく例のサイト「セイドレイ」に投稿する動画を保存するついでに、ほかの録画も見ているのだろう。
「本当にお前はダメな奴隷だっ!ご主人様にさせてないことを兄貴にさせるなんてっ…そんなに兄貴がいいのかっ!?この淫乱っ!!」
「うっ…うぅぅ…──」
慎二は亜美の顔に思いきり体重をかける。
優に100キロはあるかという慎二の全体重が亜美の顔にのしかかり、圧迫する。