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セイドレイ【完結】
第15章 見えない敵

マップが指し示す座標は、学校と武田クリニックのちょうど中間地点にある。
まさか道で助けた老婆にスマホを預けているとは知らぬ本山は、記憶を頼りにその周辺の景色を思い浮かべていた。

そうこうしていると、足音が聞こえてくる。

「(お…来たか…──)」

すると、ドアが5回ノックされた。
これが2人で決めた "合図" だった。

本山がドアの鍵を内側から開け、亜美は個室の中へと入る。
ドアのフックに鞄をかけ、本山の方へ振り向くと──。


(あ…もう "アレ" 、見たんだ──)


亜美の目に飛び込んで来たのは、尻をこちらに向けて突き出す本山の姿だった。

そう──「セイドレイ』」に投稿された最新の動画を見た本山は、それにならってアナル舐めを亜美にさせようとしているのだろう。
予想はしていたものの、朝からいつも以上に気分が沈む。

しかし、この男のおかげでスマホを手にしたのだ。
従わないわけにはいくまい──。

亜美は、毛が生い茂る尻のワレメをかき分け、一瞬の躊躇をはさむと、肛門へと舌先を這わせる。

「おほぉ……うひょっ…うおっほぉぉぉ…──」

その絶妙な感触に、本山は思わず声を漏らす。
さらに興奮したのか、本山は片手で亜美の頭を押さえつけ、肛門をすりつけてくる。

亜美は言われなくとも、右手で本山の肉棒を扱き始めた。

肛門と肉棒、ふたつの性感帯を同時に刺激される快感に、本山は早くも絶頂を迎える──。

「口っ…!口あけろぉぉっ口っ…!」

即座に本山は振り向き、亜美の口に肉棒をねじ込んで大量の精液を放つ。
亜美は当然のように、それを器用に舌で絡め、飲み干していく──。

もはや日課のようになった朝の飲精だった。




「──あのコメント、お前が書き込んだんだろ?結構思い切ったことするじゃねぇか。まぁ、効果はなかったみたいだかな」

「ええ。そうですね」

本山の言葉に、いつになく素っ気ない態度を取る亜美。

「なんだよぉ…もっと愛想よくしろよぉ…」

「すいません…ちょっと疲れてて…。先生には本当、感謝しています」

「ふーん?じゃあ──」

そう言うと本山は亜美のスカートの中に手を突っ込み、無理矢理ショーツを脱がした。

「キャッ…!?ちょ、ちょっと!やめてくださいっ…」

「まぁいいじゃねえか。言うこと聞いてやってんだし。先生にも楽しませろよ~」



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