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セイドレイ【完結】
第17章 自由

「──ただし、あくまで条件がある。水野貴之──、彼と過ごす時間にするんだ」

「な、なにを言って…!?」

「おやおや、おかしいなぁ。もっとよろこぶ顔が見れると思ったんだが。つまり、彼とその時間を使って "セックスしろ" と言っているんだよ」

「そ、そんなことっ…!できませんっ…」

新堂は一体なにを企んでいるのか。
さっきから雅彦はずっと黙ったまま、表情ひとつ変えようとしない。

「──自由を与えるとは言ったが、あくまで自由というのは常に責任とセットなんだよ。つまり君は、これを拒否できないんだ。言っている意味が分かるかね?」

「…か、彼とは…なにもありませんっ…。ただ帰る方向が同じだっただけでっ…だから巻き込む必要は──」

「──そう。だから『巻き込め』と言っているんだよ。君がもしこれを拒否するなら、水野貴之がどうなっても知らないよ?」

「そ、そんなっ…──」

「さぁ、果たして彼は君の希望になり得るのか。楽しみじゃないか。それに、彼がほかの男たちとは違うと一番証明したがってるのは──むしろ君じゃないのかい…?ククッ…」

含みを持たせた新堂の口ぶりから、亜美はあらためてそのおそろしさを思い知らされる。
ほかの男たちのように、ただ単に性欲をぶつけられるほうがまだマシとさえ思えた。
新堂は、未だ亜美に指一本触れていないにもかかわらず、じわじわと、しかし確実に、亜美の精神を蝕んでゆく──。


結局雅彦は最後まで一言も発することなく、新堂とともに地下室から去っていった。

すると、入れ替わるようにして慎二がやってくる。

「──あれぇ?亜美。スク水とか着ちゃって。今日もたっぷり御奉仕させてやるからな!それに今日は危険日だろぉ?あんなキモオヤジのザーメンはご主人様が全部掻き出してあげるからね!さ、しゃぶって?ほら!早くっ!」



(おねがい…もう…誰か…たすけて──────)



その後、慎二による陵辱は深夜2時過ぎにまで及んだ。
亜美は、嫌々ながらも慣れてしまっていた慎二との行為が、この日ばかりは辛くてどうしようもなかった。


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