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セイドレイ【完結】
第18章 踏み絵
亜美に導かれるまま屋敷に招かれる貴之。
「(中こんなんなってんだ…この家……)」
「──ここ、私の部屋」
亜美が部屋のドアを開ける。
そこは物が少なく、勉強机とシングルベッドが置かれただけの殺風景な部屋だった。
「部屋めっちゃきれいじゃん…!俺とは大違い…」
初めて立ち入る亜美のプライベートな空間に、貴之は興奮と緊張を覚えていた。
ふと、壁にかけられたカレンダーが目に入る。
「(ん?なんだあれ──)」
おびただしい数の「正」の字で埋め尽くされたカレンダーに気を取られていると、亜美が言葉を発した。
「──水野くん、あのね…?」
貴之は亜美へと視線を向ける。
「なっ…!?」
そこには、履いていたミニスカートをたくしあげ、無毛の女性器を露出する亜美の姿があった。
ショーツは身につけておらず、脱ぎ捨てた様子もない。
まさか、ずっとノーパンで過ごしていたのかというのか。
「あっ…亜美?なにやって……」
「びっくりした?ごめんね…。私…水野くんにっ……見てほしくて………んっ…──」
亜美は下半身に力を込めていきむと、その膣口からピンク色の物体が顔をのぞかせる。
「んんっ…!んくぅ…んんっ……!」
「ボトッ」と鈍い音を立てて、その物体が床に落ちる。
「──!!」
それは、愛液まみれになったワイヤレスのローターだった。
さらに、ふたつ、みっつ…と、まるで産卵のように、亜美の膣口から次々とローターが産み落とされていく──。
貴之は、今目の前で起きていることが理解できなかった。
「──んふっ……ん…。これで……全部っ……」
亜美の膣内から排出された合計4つのローター。
それらは陸に打ちあげられた魚のように、振動音をたてながら床を転げまわる。
「ちょっ…ちょっと待って!亜美!!落ち着こ??」
「おちつく…?でも、水野くんだって…」
亜美の視線の先──。
貴之のペニスは、スボンの上からでもその形状がくっきりと分かるほどに勃起していたー、
「あっ…いやっ、これはっ…違うんだっ!その…ご、ごめんっ!」
「…なんで?どうしてあやまるの?」
「なっ、なんでって……」
「男の子はみんなそうなるんだよ…?だから…────」
亜美は軽く微笑みながらそう言うと、貴之のもとへと近づいていく。