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第18章 踏み絵

「私、そのままで大丈夫だよ…？水野くんと…ひとつになりたいの…」

「で…でもっ！その…もし子供できちゃったら……」

「…したくない？イヤ？」

「ち、違うっ！そうじゃなくて…」

「うーん…──」

亜美はほんの少し考えたあと、唐突に貴之の唇を奪う。

「んんっ？？あ…みぃ……んっ…んっんっ」

亜美の主導によるディープキス。
それはこの前公園でしたささやかなキスとは、なにもかもが違っていた。
互いの舌を絡め合い、吸い、唾液の交換をする。
貴之の目はトロンと垂れ下がり脱力感に襲われる一方、それに反してペニスはより硬さを増してしまう。

長い口づけを終え、亜美は貴之の耳元でこう囁いた──。


「──私…ね、ピル…飲んでるから…大丈夫だよ？」

「え…？」

「避妊のためじゃないよ？生理不順だから…。男の子は知らないかな？だからね、お願い…来て？」

そう言って、亜美は再び股を拡げた。

「ほっ、ほんとに…いいのか…？」

「うん…」

貴之は「ｺﾞｸﾘ…」と喉を鳴らし、今にも暴発しそうな肉棒を膣口へとあてがう。

「あ…ちがっ、もうちょっと下……」

「ご、ごめん……ここ？ここかな…？」

「そう……もちょっと………あっ、あんっ！」

「うっ、うぉっ！？」

加減が分からない貴之は、一気に奥まで挿入してしまう。
いや、正確には飲み込まれたような感覚だった。
まるでそこだけ別の生き物かのように、亜美の膣は貴之の肉棒を捕食する。

「あっ、やべっ……ああっ！あっ…！！」

亜美が聞いた事のないようなカン高い声をあげた貴之は、その初めて味わう膣内のうごめきに、わずか3秒あまりで射精してしまう。

「あんっ…水野くんの……出てるっ…私のなか…──」

「ﾋﾟｸﾋﾟｸｯ」と、膣内で脈を打つ肉棒。
そこから放たれた精液を一滴残らず絞り取るかのように、亜美は両足で貴之の胴体をカニばさみした。

「──ﾊｧｯ、ﾊｧｯ…ﾊｧ……ごっ、ごめん…亜美の中っ…気持ち良すぎてすぐｲｯちゃった…」

「気にしないで…？うれしい…」

貴之がゆっくり腰を引くと、肉棒とともにドロッとしたザーメンの塊が出てくる。
"筆おろし" を、贅沢にも膣内射精で終えた貴之。
しかし、その勃起が収まる気配はない。

そんな貴之に、亜美は仰向けのまま、あんぐりと口を開ける。

「え…？」

「来て…？」