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セイドレイ【完結】
第22章 種
慎二は、亀頭をすっぽりと覆う包皮をゆっくり剥き始めた。
亀頭の表面と包皮の裏にこびり付いた恥垢の、えげつない臭気。
しかしこの臭いを嗅ぐと、亜美はその意思に関係なく──条件反射のように膣を濡らすパブロフの犬と化す。
「──ほら、もっと便器らしく、股開いて下品な格好しろよ?」
慎二に言われるがまま、亜美は股を開いてかがむと、スカートをたくし上げて蹲踞(そんきょ)の姿勢を取る。
あらわになる、ぷっくらと厚みのある亜美の大陰唇──。
「──あれ?お前、なんでパンティ穿いてないんだ…?」
(あっ…)
そう──この日、保健室で亜美は本山からショーツを奪われていた。
次にいつ会えるか分からないため、それまでの慰みものにと本山に頼み込まれ渋々渡してしまったのだ。
「お前、もしかして…。ほら、出してみろ」
「だ、出す…?」
「とぼけるなっ!どーせ中出しされてんだろ??ザーメン出せって言ってんだよっ!!」
「──ウッ、ウウッ…ンッ!」
亜美がいきむと、膣内に残っていた本山のザーメンが垂れ落ちた。
「チックショー…ったくよぉ!なにこれ?!ねぇ?!"こんな日も" あのクソガキとパコパコしたってわけ?!」
本山の存在を知らない慎二は、そのザーメンの主を貴之だと勘違いしているようだ。
「ほんと、どうしようもない便器女だね。彼氏に妊娠したこと伝える日にもおマンコやめられないんだ?やっぱりチンポのことしか考えられない淫売女なんだ??へぇ~」
「ゴメ…ん、なさ…いっ……ぅ」
「なーにが私のご主人様は慎二さんだけです、だよ。笑わせるな。そうやって命の恩人に向かって平気で嘘ついてさぁ。結局俺のことなんてキモオタだと思ってずっとバカにしてたんだろ?ねぇ??」
今日はいつもに増して慎二の卑屈さに拍車がかかっている。
この部屋に招いたことといい、いつもとはなにかが違う様子だった。
「──もういい。お前みたいに恩を仇で返すような汚い便器女には、ちょっと厳しめにお仕置きしなきゃね。ほら、ケツ出せケツ!!」
慎二は亜美を四つん這いにさせると、なにやらゴソゴソとし始める。
亜美は背後の様子が気になりつつも、腰をくねらせ尻を思い切り突き出した。
すると、ひんやりとした謎の異物が、膣ではなくアナルを「メリッ」っと貫く──。
「──ヒッ…!?ひぃっ…!」