この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セイドレイ【完結】
第1章 悲劇のヒロイン

「──ありがとう。いつも心配してくれて。また今度、ゆっくりお話したいな」

亜美はそう言うと、力ない笑顔をクラスメイトに向けた。


(私は…この子たちとは違う世界にいるんだ──)


亜美が引き取られた親戚の家──。
そこは、「武田クリニック」という産婦人科を開業している、ここらでは有名な資産家だった。

亜美が通うこの中高一貫の私立高校「光明学園」には、近隣の金持ちの子息、息女が一堂に集まっている。
いわゆる、お坊ちゃま、お嬢さま校だ。


校訓は、「光かがやく明日(みらい)へ」。


厳しい校則のおかげか素行不良の生徒はおらず、風紀は良い。

制服は、男女ともにネイビーのブレザー。
女子はそれにチェックのプリーツスカートと、ネイビーのハイソックスを合わせる。

そんな清楚な装いに身を包む少女、亜美──。

その容姿は誰が見ても、"絶世の美少女" と言えるほどに麗しく、可憐である。

しかし本人はそのことに、まったくといっていいほど無自覚なままであった。

/903ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ