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セイドレイ【完結】
第5章 変調

雅彦は膣肉の感触を隅々まで堪能し、長い射精を終えた。
腰を手前に引き、ゆっくり肉棒を抜き取る。
たった今自身がが放った精液の塊がドロっと、ワレメを伝いこぼれ落ちた。
「まぁ…あいつに乗っかるのもたまには悪くない」
雅彦はそう言って、プラグを再び亜美の膣穴へと挿入し、今度は自身が放ったザーメンに蓋をする。
「まったく…血は争えんな。…さぁ亜美、"いつもの" いくぞ?」
「は、はい…お父…さま………」
浴室の床にうなだれたままの亜美を跨ぎ、雅彦は仁王立ちになりしばし沈黙をする。
「……………………オッ!ぉお」
雅彦は「ブルブルッ」と一瞬の身震いとともに、肉棒から今度は黄色い小便を放った。
「ジョボッ…ジョボジョボ……ジョッ…ジョボッ…ジョボ…」
歳のせいか、ややキレの悪い音を立て、雅彦は小便を床に寝転ぶ亜美にひっかける。
鼻を付くアンモニア臭と、生ぬるい感触。
雅彦の尿が、亜美の髪を、顔を、乳を、そしてカラダを汚していく。
亜美にはもう、抵抗する気力は残っていなかった。
(今日はこれで終わってほしい……)
ただそう願うだけだった。
それからふたりはお互いのカラダの隅々までを洗い合うと、浴室を出た。
その後雅彦は患者の分娩のため、再び病院へと戻ったようだ。
部屋へと戻った亜美は言いつけのとおり、先ほど雅彦が射精した分の線をカレンダーに一本追加した。
今日は、いびつな4本の線が書かれている。
亜美はその線をぼんやりと見つめながら、ふと時計に目をやる。
すでに11時を過ぎている。
(いつもなら…そろそろなんだけど…)
雅彦から解放されても、亜美の夜はまだ終わらない。
いつも見計らったように、また慎二が現れるのだ。
しかし、今夜は今のところその気配がない。
(とりあえず…今日はもう寝ちゃおう……)
寝る前に用を足すため、亜美は恐る恐る部屋を出て、なるべく物音を立てないように長い廊下の突き当たりにあるトイレを目指す。
(よし…誰もいない)
トイレに行くのでさえ、細心の注意を払わなければいけない生活。
それが15歳の多感な少女にとって、どれだけ苦痛であるだろうか。
亜美はトイレのドアを静かに閉め、便座に腰を下ろした。

