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セイドレイ【完結】
第36章 審判
すると画面の右端から、男の腕と共に電動マッサージ機が現れる。

電マのスイッチが入れられ、振動音が鳴り響く。
男は電マの先端を、少女のクリトリスを掠めるように、触れては離し、触れては離しを繰り返す。

少女はその度に、拘束されたその身をよじらせ、反応を示す。

男は更に電マの振動を強めると、ヘッド部分を少女の恥部全体に押し当て、その反応をまさぐる。

「あっ…!あああっ!あんっ…あっ!あっあっ…あんんっっ!」

少女はあえぎ声と連動するように頻繁に腰をバウンドさせながら、快感で反射的に足を閉じそうになると、すかさず別の男の腕が画面の両脇から現れ、その両脚を押さえつけた。

電マを持つ男の手が、そんな反応を弄んでいると、

「あっ!ああああああっ!!イクッ…イッちゃうっ…イクイクイクイクっ…あああっ!!!!」

少女は絶叫と共に、思い切り腰を浮かして、カラダを小刻みに震わせながら大量の潮を噴出した。
しぶきが勢いよく飛び散り、カメラのレンズに付着したのだろう、画面に水滴が映る。
レンズが汚れたことに気づいた男が、その水しぶきを拭う。

実に生々しく、臨場感のある映像。

少女は本日1回目のオーガズムに達し、気だるそうにしつつも、その余韻なのか小さく腰をヒクつかせていた。

既にどれだけの投げ銭が飛んできただろうか。
視聴者達は、いわゆる『ヌキどころ』をどこに定めるか頭を悩ませているようだった。

録画された動画であれば、自分が好きな場面に自由に行き来できるが、生配信となるとそれが出来ない。
まだ前戯の段階だというのに、画面の前で股間を熱くして待機する視聴者達とって、この焦らされたような状況は生殺しも同然だった。

画面の外に、一体何人の男達が待機しているのも気になるところだった。
そして、冒頭で宣言された『とっておきの企画』とは一体何なのか。

そうこうしていると、また画面の右下から男の手が伸びてくる。

今度はその手に、下品な紫色のバイブレータを持っていた。
一般的なサイズよりかなり大きめのそれには、イボイボの突起が付いたグロテスクな仕様だった。

男の手は当然のように、そのバイブで少女のワレメをこじ開けて行く。
肉厚でぷっくりとしたその恥丘が、その毒々しいバイブの先端によって歪に形を変化させて行く。

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