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セイドレイ【完結】
第36章 審判
そして、それぞれの夜は更けていく。

配信が終わっても、少女の夜は終わらない。
むしろお祭り騒ぎかのように、マンションのリビングでは宴が続いていた。

あの地下室でさえ、最も会員が集まった時は15名だった。
この日はそれを超える20名が、リビングやその他の個室に所狭しと集まっている。

軽食や酒が振る舞われ、それらをつまみながら休憩がてら談笑をする会員達のかたわらで、亜美のカラダは絶えず廻され、穴という穴にザーメンを注ぎ込まれていた。

そもそもこの生配信を企画したのは、酒井だった。
配信の中で妊娠検査薬が陽性反応を示していたが、実は亜美の妊娠は3日前に既に発覚していた。
亜美を妊娠させるという一つの目標を達成した新堂は、まずその事実を会員達にどう伝えようかと考えていたところ、今回の生配信による企画を酒井が提案してきたのだ。

新堂はその案を採用、すぐさま会員達に案内した。
もちろん、亜美が妊娠したことは伏せた上で、ただ生配信によるイベントを行うとした。
すると、急なアナウンスであったにも関わらず、総勢20名の会員が参加を表明した。

配信を通して亜美を犯し、なおかつそこで妊娠した事実を公開する。
不特定多数の視聴者の前でそれを行うことによって、会員達に優越感をもたらすことができる。

そして、恐らくこの配信を見るであろう雅彦に対しても、亜美が妊娠した事実を突き付けることができるのだ。

まさに一石二鳥の計画だった。
そしてそれは、見事に成功したと言えよう。


キッチンで、新堂と酒井が祝杯を上げている。

「お疲れ様。いやしかし…こんなことでも、はした金くらいにはなるんだねぇ。金を払ってまで他人が孕ませられるところを見たい輩がこんなに居るとは…私には理解に苦しむ」

新堂が鼻で笑いながらそう言って、ワインを口にする。
すると酒井が、

「それだけ浮かばれない奴らが多い世の中ってことでしょう。…今日の配信や動画で儲けた金は運用資金にでもしますか…?新堂さんには微々たるものでしょうけど」

「…あぁ。それについては、君の懐に入れてくれて構わんよ。君には色々世話になっているし、これからも頼りにしているからねぇ」

「…恐縮です。ではありがたくそうさせていただきます」
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