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セイドレイ【完結】
第37章 零落
新堂の意味深な発言に、雅彦が食いつく。

「ちょ、ちょっと待て新堂。息子達は関係ないだろう?あくまでこれはワシがやらかしたことだ。ワシとお前でもう話はついているはずだ…!」

「…おいおい、それはいくら何でも過保護すぎやしないかい?二人共もう大人なんだ。いつまでも子供扱いしていては逆に可哀想じゃあないか。健一、お前は私がせっかく紹介したお見合いをことごとく断って、私の顔に泥を塗り続けてくれているよなぁ?その理由はなんだ?ん?まさかとは思うが、本気で亜美を愛していたりはせんよなぁ?」

「そっ…それはっ……!」

「親子揃って性玩具に愛情を抱くとは、血は争えんねぇ。気の毒な性癖だよ。まぁ、そんなものはただの勘違いだがな。ただ、亜美のカラダに鼻の下を伸ばしているだけなのに、それを愛だの何だのほざいて美化しているだけだろう?下半身でしか物事を考えられない哀れな親子だ。お前が断った見合いの尻拭いを私がどれだけしてきたと思っている?」

「で、でもっ…!確かにご迷惑を…お掛けしたかもしれませんが、俺はやっぱり愛する人と…結婚したいと…」

「ははっ!…健一、あんまり笑わせないでくれ。愛する人?お前がそれを言うのか?亜美にその汚ったないケツの穴を舐めさせて喜んでいるような奴が、愛を語るのか!そこまで馬鹿とは思わんかったぞ」

「ぐっ…!だけどっ…俺はっ…俺は……」

「…まぁ、生きていれば血迷うこともあるだろう。私がお前を正しい方へ導いてやる。健一、お前の結婚相手はもう決まっている」

「なっ……今、なんて…」

「お前なんかの嫁になってくれる金持ちのお嬢さんが居るってことだ。くくっ…まぁ、お嬢さん、というにはちと無理があるが…マザコンのお前にはぴったりだろう?お願いすりゃ毎日お乳を吸わせてくれるかもなぁ?あ、でもさすがにケツの穴は舐めさせるなよ?私の信用問題に関わるからねぇ」

武田家の男達3人が、皆驚愕の表情を浮かべて言葉を失う。

「間違っても、この縁談を断れると思うなよ?実はそのお嬢さんは、この病院の新しい経営者の親族だ。病院を譲渡する上で、お前と結婚することが条件の一つとなっている。お前が曲がりなりにも医者でよかったよ。その肩書きがなきゃあ、そこに居るガラクタのような弟と一緒だったからなぁ」
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