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セイドレイ【完結】
第39章 分水嶺
「しょっ、職場の先輩にっ…半分無理矢理…連れて来られて……そのっ…なんか、何もかも…初めてで…なんて言うか……ちょっとびっくりしちゃってて…ごめんなさい…」

「…そっか。さすがのあたしも、君が16だと分かっちゃうと、何だか気が引けちゃうけど…あたしの弟と同い年か。はは。まぁヤリたい盛りなのは仕方ないよね…」

「あっ、あの…皆さん、この家で…するんですか?」

「ん?あ、うん。この家には全部で4部屋。あとは、付近のマンションが6室。多分、君の先輩はそこへ行ってると思う。どの部屋もいっぱいの時は、提携してるホテルを使う時もあるし、お客さんが用意したホテルとか、自宅に呼ばれることもあるよ。デリへルって聞いたことない?」

「あ…何となく…。あの…変なこと聞いてもいいですか?」

「…なぁに?答えられることなら何でもいいよ!」

「あすかさんは…どうしてこの仕事を……?」

その時、それまで笑顔だったあすかの顔が一瞬だけ曇った気がした。

「…まぁ、色々。私、やりたいことがあってさ。その為にどうしてもまとまったお金が必要で…。それで手っ取り早く稼ぐために~って。あ?もうその歳で嬢にお説教しちゃう感じ?」

「いいいいやいや、全然!説教とかそんなことじゃなくて…その……い、色んな男と…する訳じゃないですか?嫌じゃ無いのかなって……」

「…うん。でも仕事だからね。そりゃ最初は抵抗あったけど、だんだん慣れてきちゃうし。稀に素敵なお客さんも居るには居るけど…ほとんどはまぁ、お察しの通り、って感じかな。あんましこういうことは言いたく無いけどさ。たまーにどうしようも無く惨めな気持ちになる時もあるよ。ちんこ噛みちぎってやりたくなる時とかね」

「ちんこ…噛みちぎる……」

「ちょ、そこだけ反応しないでよ!…まぁね、金さえ払えばどんな扱いしても良いって思ってる男がほとんどだからさ。そのくせ、こんな仕事してて親が泣いてるぞ~とか、説教してくるオッサンばっかり。自分は娘くらいの女を金で買ってるクセにね。後は、プライベートで会おうとしたり、ガチで告白されたりとかさ。死んでもお前だけは無理!って言ってやりたいけど、そんな時もね、笑ってやり過ごさなきゃいけないのが、ちょっと辛い時もある」

「あすかさん……可愛いからじゃないですか…?」
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