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セイドレイ【完結】
第39章 分水嶺
「…仕方ないなぁ。じゃあ、今日だけ特別ね?私も色々喋っちゃったから、お互い秘密ってことで…」

あすかはそう言うと、貴之の腕を引き、自分の胸を触らせる。

「あっ……!」

柔らかい。
男には無い、脆く危うい柔らかさだ。
比べるものでは無いと分かっていても、亜美よりは少し小ぶりではある。
が、あすかのそれも、一般的には大きいとされる部類のものだ。

あすかが貴之の耳元で囁く。

「まだ緊張してる…?カワイイね。童貞じゃないって言ってたけど、彼女居るの…?」

「…いっ、今は居ません。元カノ…です……あっ!?」

あすかの手は、貴之の股間へと伸びていた。
少しひんやりしたあすかの手の感触が、熱く滾った貴之の肉棒を優しく扱いて行く。

「…わぁ。すっごくおっきいんだね…いつもはお世辞だけど、今日は本当だよ?彼女、痛がらなかった…?」

「はっ…はい……全然っ…向こうは俺がはじめてじゃ無かったんでっ…あっ…あぁ……」

「へぇ~そうなんだ。どうして別れちゃったの…?君、よく見ると結構イイ感じなのに。ガタイも良いしさ。何かスポーツやってたりした?」

「あっ…はいぃ……中学まで…やっ野球をっ…」

「野球部かぁ~。通りで下半身がしっかりしてると思った。ふふ。あたしのはじめての人も、野球部の先輩だったよ…?おチンチンは君の方が大きかったけど…ね?」

あすかは肉棒を扱きながら、貴之の右の乳首を舐め出す。

「あっ!ああっ……あすかさんっ…ダメっ……」

これがプロの仕事というものなのだろうか。
ついさっきまで緊張で萎んでいた貴之の肉棒は、今や固く膨れ上がり、亀頭はガマン汁でベトベトに濡れていた。

あすかはその汁を指ですくい上げると、仮性包茎の扱いを心得ているのだろう、余った皮を被せたまま、亀頭をこねくり回していく。

貴之の腰が、ピクッ、ピクッと、痙攣を始める。

二人の吐息が、徐々に湿っぽく、熱気を帯びて行くのが分かる。

「あすかさんっ…きっ、キス……キスしたい……」

「んふ?いいよ。いっぱいしようか。ん……」

二人は唇を重ね合うと、互いに舌を絡め合い、吸い付き、唾液の交換を始める。

その間も、あすかは貴之の肉棒を、緩急を付けて焦らすように扱き続ける。

貴之は、それまで触れているだけだったあすかの乳房を強く揉み始めた。
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