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セイドレイ【完結】
第39章 分水嶺
男が躊躇していると、すかさず菅原が口を挟む。

「…もちろんです。そのまま口の中に小便してやってくださいよ。便器ですから、遠慮はいりません」

「…ほ、本当に良いんだな??どうなっても知らんぞっ!?」


3人の間に、しばしの沈黙が流れる。
勃起している状態では、なかなか放尿がしづらいようだ。
男は亜美に肉棒を咥えられたまま、目を瞑り、空を仰いでその時を待った。

「……おっ?キタッ…出るっ…出るぞっ…アッ」

男のカラダがほんの一瞬身震いしたのを合図に、尿道を通過した生温い小便が、亜美の口の中へ流し込まれて行く。

「んっ…!んんっ…!!んんぅぅ…」

亜美は声を漏らしながら、勢いよく噴出する男の小便を、眉間にシワを寄せては必死で飲み下して行く。

しかし、亜美が嚥下するスピードが間に合わず、口の端からは黄色い尿が漏れ出し、亜美のカラダを伝って下へ流れ落ちていく。

男は最初こそ躊躇していたものの、その状況に興奮して気が大きくなったのだろうか。
亜美の頭を両手で掴み押さえつけると、グッと手前に引き寄せ、肉棒を喉の奥へ突き刺した。

「おぉ……おっ、おっ……うおぉぉ……」

男は低い唸り声を上げながら、ゆっくりではあるが自然と腰を振り始める。

亜美は、毛が生い茂った男の太ももに手を添えて、時折むせ返りそうになりながらも、ゴクゴクと喉を鳴らす。

飲酒の後だからか、男の排尿は思った以上に長く時間を要した。
恐らくキレが悪いのだろう、何度も小刻みに身震いさせながら、最後の一滴まで余すところなく亜美の口内へ絞り出していく。

「おっ…おほぉっ!……まさか、本当に全部飲んじまうなんてな……」

「んはぁ……んっんっ………んんぅ…」

亜美は小便にまみれた男の肉棒を口で綺麗に掃除をする。

「…へぇ?よく躾られてるようで。こんなド変態が本当に居るとは、はは。いやぁ、貴重な体験させてもらったよ。すっかり酔いも覚めたし、ではこの辺で…」

男がそう言って亜美の口から肉棒を引き抜き、ズボンのファスナーを引き上げようとしたその時。

「あれ…?もうおしまいですか?」

それを見ていた菅原が男に問いかける。

「…え?もうって一体どういう…?」

すると菅原は、亜美の背後から膝の下に腕を回し、股を開かせる格好で抱え上げた。

亜美の湿り気を帯びた無毛のワレメが外灯に照らされ顕になる。
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