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セイドレイ【完結】
第40章 蚊帳の外の景色
「…はいー?ちょっと待って待って、一緒にしないでくださいよぉ、心外だなぁ」

「何がっ…何が違うと言うんだっ!?貴様だって亜美に目がくらんでここへ来たんだろう!?しかも毎晩っ…ワシは知っているんだからな?お前が深夜に亜美をどこかへ連れ出していることを…なんだあれは?どこで何をしているっ…?新堂の指示でやっているのかっ…!?」

「まぁ…確かに。面白そうだなーって思ってここへ来たのは事実です。実際に、そんな大枚はたいてまで買いたい女が居るなら自分で確かめてみたいな~っていう、ただの好奇心ですよ。女遊びにも飽きてた頃ですし?次はニューハーフかぁ~とか思ってた時だったんでね。まぁ後は、自分の懐を傷めず開業医になれるっていうオイシイ話だったんで。…あーそうそう、夜中に亜美を連れ出してることに関しては、新堂さんは全く関係ありません。僕が趣味で勝手にやってることなんでね」

「…なん…だって?」

雅彦は驚いた。
てっきり、菅原は新堂に何らかの指示を受けて、亜美を外へ連れ出しているとばかり思っていたからだ。

菅原は、新堂の恐ろしさを知らないのだろうか。
いくら菅原が運営側の人間であるとは言え、商品である亜美を危険に晒すリスクなど許すはずが無い。
こんなことが新堂の耳に入ったら、菅原とて何らかの制裁は受けるはず。

雅彦は深呼吸して少し冷静になり、菅原に尋ねた。

「…趣味は結構だが、どこで何をしているんだ?新堂にとって亜美は大事な…商品だ。しかも今は身重。みだりに外へ連れ出すと色んなリスクが伴うだろう?そもそも亜美の存在そのものが、最重要機密のようなものなんだぞ?ヘタに誰かに見られでもしたら…」

「…へぇ?意外と慎重派なんですね。いや、単純に『外へ連れ出すな』とは言われて無いんでね。そんなにいけないことかなぁ?でもその最重要機密を真っ先に動画サイトにバラ撒いていたのは、お宅のバカ息子さんでしょ?えーっと、長男だったか次男だったか…よく知らないんでアレですけど。ねぇ?」

「そっ…それは……確かにそうだ…が、そのこともあってだっ…新堂はより慎重になっているはずだ。実際、亜美絡みのことで弱みを握られている人間も少なくない。貴様だって、新堂の逆鱗に触れたらタダじゃ済まんのだぞっ…?」
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