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セイドレイ【完結】
第41章 愚かなる兆し
「さ~てと、まだまだこっからが本番だからなぁ?今日は思いっ切りぶっ壊してやる。へへっ…覚悟しとけよ?」

一人の男がそう言いながら、またしても亜美の肛門に注射器で牛乳を注入して行く。
男は数回その作業を繰り返し、あっという間に亜美の直腸はまたしても牛乳で満たされた。

一時は解放された下腹部の痛みが再び亜美を襲う。

先程と違い、足を吊るされ開かされているせいか。
はたまた6本の肉棒で掻き回され後で緩んでいるせいか。

亜美は思うように肛門を締めることができず、少しでも気を抜けばすぐにでも牛乳を噴き出してしまいそうだった。

「…っ、おなかっ……痛い……痛いよぉ…」

「…なんだって?痛い?…へぇ。痛いならなんでここが濡れてんのかなぁ?ん??どうなんだ?!」

男はそう言うと、亜美の膣に中指を挿入し、乱暴な手マンを開始する。
男はワザと手の腹を恥丘にぶつけては、パンッ、パンッ、と卑猥な音を高速で立てていく。

「あっあっあっあっあっ…あんっ…あんんっ…!ああっ…ダメぇ…あっあっあっあっあっあっ…あんっあんんっああんんんっ…!!」

亜美の喘ぎが、次第に艶を含んだ女のそれへと変化していく。
男の指のリズムに呼応するように腰を浮かしては、バウンドする亜美の下半身で拘束器具の軋む音が地下室全体に響き渡る。

(もうダメっ…イッちゃう……)

そう思った時。
知ってか知らずか、男は急に手を止めてしまう。

「っ………あ……んっ…」

寸でのところで絶頂を迎え損ねた亜美の膣口が、思わずチッ、っと舌打ちをしているかのように収縮をする。

「へっ……メス声なんか出しおって…まだまだこっからが本番だって言っただろう?今日はお前のために取って置きを用意してあるんだよ」

男がそう言うと、別の男が何かを手に持っているのが見える。

「…………え?」

それは亜美が初めて目にするものだった。

男は不敵な笑みを浮かべ、「それ」を掲げてポーズを決める。

「特注品だよ~?お前のために、菊池さんが調達してくれたんだ。感謝しなきゃなあ」

男が手に持っていたもの、それはーー。

ピストンマシン。

片手でも扱えるハンディタイプのドリルを改造し、先端にディルドーを装着したものだった。
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